企業単体ではできないことも企業共創ならできことがあります。 そのためには、企業間の情報連携を支える ビジネスICT基盤が必須となります 。
Ⅰ MPC 第4のクラウドモデル 既存のクラウドモデル(パブリック、プライベート、ハイブリッドクラウド)と ASP(Application Service Provider)の特徴と限界から、 新たなアプローチが必要になります。 この背景から、他社とのビジネス情報連携を前提とした 新しいクラウドモデルの必要性が浮上します。 「インタークラウド」をさらに進化させたものが 「マイクロパーソナルクラウズ(MPC)」です。 各企業が共通のインフラを共有し、以下の効果が得られます。 1.柔軟性とカスタマイズ性の向上 ・企業ごとのニーズに応じた環境設定が可能 ・多様なOS、データベース、ツールを利用可能 2.コスト削減 ・共有インフラにより初期費用とランニングコストを分担 ・多企業が一つのプラットフォームで情報連携 3.データ処理の効率化 ・データセンターの分散配置により、工場やセンサー近くでのデータ処理が可能 ・遠隔処理の遅延やコストを削減 4.セキュリティとガバナンスの強化 ・複数企業参加による強固なセキュリティと統一ガバナンス ・共通のセキュリティ基準とプロトコルⅡ MPC 革新的なソリューション MPCは、ビジネス情報連携を効率的かつコスト効果の高いものとなる 革新的なソリューションです。 企業間の協力によりスケールメリットや技術的進歩を享受できます。 1.標準化と相互運用性 ・共通の技術標準とプロトコルにより異なるシステム間の相互運用を確保 ・データフォーマットの統一とAIによる自動変換処理 2.スケーラビリティとパフォーマンス ・高いスケーラビリティを持ち、多数企業が参加してもパフォーマンスを維持 ・分散型アーキテクチャ 3.ガバナンスとセキュリティのフレームワーク ・データの所有権やアクセス権の管理を明確にし、セキュリティリスクを低減 ・法規制やコンプライアンス対応Ⅲ MPC 企業間のビジネス情報連携ICT基盤 MPCは自社専用のビジネスクラウドだけでなく、 相手先企業とのビジネス情報をセキュアで円滑に連携するクラウドソリューションです。 1.既存システムの変更不要 ・現行ITインフラや業務システムを大きく変更せず迅速に情報連携が可能 2.コスト削減 ・共通プラットフォームでの情報共有により運用コストを削減 3.セキュリティとコンプライアンスの強化 ・各企業のセキュリティポリシーやコンプライアンス要件に応じたカスタマイズ 4.高い可用性とスケーラビリティ ・高い可用性を確保し、ビジネスの成長や連携先の増加に柔軟対応 5.中央管理による効率化 ・情報の一元管理によりデータの整合性や正確性向上 6.カスタマイズと拡張性 ・特定ニーズに合わせたカスタマイズが可能Ⅳ MPC 特性 MPCは次世代のクラウドソリューションとして以下の特性を持ちます。 1.地域別用途特化型クラウドユニット例 ・工場内センサー(IoT)データ処理クラウドユニット ・各地域拠点内業務処理クラウドユニット、など 2.独自セキュア通信アウターネット網(Jegis) ・高度なセキュリティを提供する閉域通信ネットワーク 3.分散MPC情報ネットワーク連携システム ・分散型クラウドネットワークを統合し、効率的に連携Ⅴ MPC 特徴 MPCは、企業間の情報連携を効率的にサポートし、 ビジネスの発展に貢献します。 1.超省エネルギー ・自家発電で稼働し、エネルギー効率が高い ・車やソーラーパネルからの電源で稼働 2.超小型 ・車で運べるほど小型で、迅速な展開と移動が可能 3.超セキュア ・独自のVPN情報通信網とプライベートクラウド環境でビジネス情報を保護 4.高度な機能 ・分散ネットワーク連携 ・ビジネスプライベートクラウド ・マルチコミュニケーションツール(Net.ARMORS)Ⅵ MPC 活用ポイント MPCは企業間や地域間のビジネスICT基盤として、 自然災害やパンデミックなどの緊急事態でも 安定したシステム運用管理ができる超小型データセンターです。 1.独立性と耐障害性 ・自家発電で稼働し、外部電力途絶の影響を受けない ・分散配置により耐障害性を高める 2.セキュリティとプライバシー ・独自通信網でデータ伝送のセキュリティを確保 ・地域ごとに独自通信網を構築 3.災害時の救援活動への貢献 ・緊急時に迅速な情報提供を支援 ・特定ニーズに応じたサービス提供